日銀9月主な意見 物価上振れリスク減少、見極めるための時間的余裕がある
日銀9月主な意見 物価上振れリスク減少、見極めるための時間的余裕がある
日銀が9月会合(9月19日-20日開催分)の主な意見を公表した。9月会合では現状維持、植田日銀総裁は会見で政策判断には「時間的余裕ある」との見解を示し、円安が進んだ。
経済物価は見通し通りオントラックで進んでいる。
次回利上げに向け、消費者物価・来年の春闘に向けたモメンタム・米国経済の推移に注目している。
経済物価見通しが実現していくとすれば、それに応じて金融緩和の度合いを調整していくという考え方に変わりはない。
当面は海外経済や金融資本市場の動向と、見通し・リスク・角度に及ぼす影響を見極めるべき局面である。
輸入物価上昇による物価上振れリスクが減少、見極めるための時間的余裕がある。
ビハインドザカーブに陥ってしまうような状況にはない、金融資本市場が不安定な状況で利上げすることはない
見通しに大きなマイナスの変化がないことが確認できるのであれば、時間をかけず金利を引き上げていくことが望ましい。
世界経済の下振れリスクとともに不確実性も高まった。データの変化を点検し改善に応じて金融政策を修正する。
市場とのずれが生じない発信、ずれが生じた場合の適時の修正等、 コミュニケーションの改善に努めるべき。
執筆者 : MINKABU PRESS
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