【本日の見通し】米雇用統計次第、ドル安方向への警戒感強い
【本日の見通し】米雇用統計次第、ドル安方向への警戒感強い
21時半に8月の米雇用統計が発表される。今週発表された米雇用動態調査(JOLTS)求人件数がかなり弱く出たことで、弱めの数字への警戒感が強い。3日のISM製造業景気指数が予想を下回り、昨日の同非製造業景気指数は小幅に予想を上回ったものの雇用部門が悪化と、その他指標も冴えない状況となっており、弱めの数字が警戒されている。
前回はサプライズな弱さとなった米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前回から伸びが強まる見込み、失業率も改善見込みとなっている。予想に比べて弱い結果を示すと、今月の米FOMCでの大幅利下げ期待につながり、ドル売りが広がると見られる。
ドル円は8月前半に付けた141円台トライが意識される展開。
ユーロドルは1.1110台、ドル安の流れから1.11台を回復してきた。今週のユーロ安局面で1.10台前半がしっかりしており、上トライの流れ。雇用統計次第ではもう一段の上昇がありそう。
ドル主導の展開でクロス円は不安定な動きとなりそう。雇用統計次第でリスク警戒が広がりそうで下方向のリスクを意識。
MINKABU PRESS 山岡和雅
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執筆者 : MINKABU PRESS
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