【本日の見通し】イベントをクリアし方向性を探る展開に
【本日の見通し】イベントをクリアし方向性を探る展開に
昨日の市場で注目された米消費者物価指数(CPI)は、前年比が若干低かったものの、コア前年比、前月比がともに予想通りとなっており、総じて想定内という印象。もともとの予想が弱かったこともあり、9月の利下げ開始期待自体は揺らいでいないが、0.5%の大幅利下げ期待が後退する形となった。
最も金利先物市場で依然40%程度の大幅利下げを織り込むなど、期待が残っており、少し動きが出にくい。市場は22-24日のジャクソンホール会議を待ちたいという意識がかなり強いと見られる。
ドル円は147円台での推移を中心に次の方向性を探る展開か。148円台での買いには慎重も、146円台半ばあたりからは買いが入る展開が続きそう。
ユーロドルは1.10台前半推移、一時に比べてレンジが切り上がった印象で、堅調地合いを意識しているが、値幅自体は落ち着いており、この後もゆっくりした動きが見込まれる。
クロス円はこの後の株式・債券市場動向次第か。ここにきて株の動きがやや荒っぽい印象で、リスクがらみの動きが出やすい。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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