カナダドルは売り優勢 明日はカナダ中銀 利下げ期待が濃厚に=NY為替
本日のカナダドルは売りが優勢となっており、ドルカナダは1.3770加ドル近辺に上昇している。目先の上値抵抗として1.38加ドルの水準が意識されるが、それは明日のカナダ中銀の政策委員会の結果および反応を待つことになりそうだ。
今回は0.25%の追加利下げ実施がコンセンサスとなっている。短期金融市場では87%程度の確率で見ている状況。先日の6月のカナダ消費者物価指数(CPI)がその根拠となっている模様。カナダ中銀が好むCPIトリム値と中央値は2ヵ月連続で目標を上回るペースで上昇したが、勇気づけられる理由があり、今回は利下げが実施される公算が引き続き大きいと見られている。
トリム値も中央値も2%目標と一致するペースを上回って推移しているが、5月よりは鈍化していた。失業率の急上昇や賃金上昇圧力の鈍化を示唆する経済見通しなどから、カナダ中銀はコアインフレが低下し続けることを確信しているはずだという。
USD/CAD 1.3771 CAD/JPY 113.06
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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