東京株式(前引け)=続伸、朝安後切り返すも値下がり銘柄多い
10日前引けの日経平均株価は前営業日比55円36銭高の4万1635円53銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は8億5065万株、売買代金概算は2兆1057億円。値上がり銘柄数は489、対して値下がり銘柄数は1082、変わらずは73銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場では、日経平均が続伸したものの上げ幅は限定的なものにとどまっている。朝方はマイナス圏で推移するなど不安定な値動きとなった。前日の米国株市場ではパウエルFRB議長の上院での議会証言を受け、ハイテク株中心に買いが続いた。NYダウは小幅安だったものの、ナスダック総合株価指数は6連騰でこの日も史上最高値を更新している。東京市場では前日に日経平均株価が約800円の上昇をみせていたことで目先筋の利益確定売りが上値を重くした。一方、下値では持たざるリスクを意識した機関投資家の買いが観測され底堅い。ただし、個別株は全体の66%が下落するなど実態は売り優勢の地合いとなっている。
個別では売買代金首位となったディスコ<6146>が高いほか、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。リクルートホールディングス<6098>が活況高、東京海上ホールディングス<8766>も買いを集めた。日東精工<5957>が値上がり率トップとなり、FPパートナー<7388>も大幅高。三菱自動車工業<7211>の上げ足も目立つ。半面、三菱重工業<7011>が利食われ、レーザーテック<6920>が下値を模索。日立製作所<6501>も軟調。クリーク・アンド・リバー社<4763>が急落、KOKUSAI ELECTRIC<6525>も大幅安に売り込まれた。M&A総研ホールディングス<9552>も安い。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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