ユーロドル朝の下げ帳消し、ドル売り優勢 仏選挙結果よりも米雇用統計を重視 ユーロ円174円回復
ユーロドル朝の下げ帳消し、ドル売り優勢 仏選挙結果よりも米雇用統計を重視 ユーロ円174円回復
ユーロドルは1.0827付近、朝の下げを帳消し。
仏下院選挙の決選投票は予想外の結果となった。ルペン氏率いる極右政党が第1党となることが見込まれていたが、出口調査で左派政党連合の新人民戦線(NFP)が第1党となる見通しとなった。また、どの陣営も単独過半数に届かない「ハングパーラメント」状態になることが確実となり、週明け早朝ユーロは下落して始まった。
ユーロドルは早朝に1.0802付近まで下落したが、その後1.0830付近まで戻している。ユーロ円は早朝に173.60円台まで下げたあと、174円台を回復している。
フランスの政治不安が広がっているものの、マーケットは米雇用統計の結果を重視。6月米雇用統計は失業率が悪化し、賃金の伸びが鈍化した。今週の米消費者物価指数も鈍化し、パウエルFRB議長が議会証言でハト派姿勢を示すようであれば、FRB年内2回の利下げの可能性が高まる。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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