続落、米原油在庫の増加やFOMC議事録が重し=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=77.57(-1.09 -1.39%)
ニューヨーク原油の期近は続落。高水準の米政策金利が継続し、物価高や金利高が消費を圧迫することによる石油需要の下振れが警戒された。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録によると、政策金利を高水準でより長期に維持することが望ましいとの認識で当局者が一致したほか、正当化されるならば追加引き締めにも前向きであると様々な当局者が言及するなど、タカ派寄りの内容だった。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が増加したことも重し。ただ、製油所稼働率は91.7%まで上昇し、1月以来の高水準となったほか、ガソリン需要は日量931万5000バレルまで増加し今年の最高水準を塗り替えた。
時間外取引から7月限は下落。通常取引後は下げ幅を縮小する場面もあったが、引けにかけて売りが強まると、77.26ドルまで下げ幅を広げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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