米10年債利回り上昇 FOMC委員からはタカ派な発言が続く=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:35)(日本時間05:35)
米2年債 4.837(+0.006)
米10年債 4.496(+0.039)
米30年債 4.641(+0.044)
期待インフレ率 2.332(+0.018)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは上昇。特段の材料がない中、利回りは上昇した。先週のFOMCや米雇用統計で、FRBの年内利下げが復活しているが、FOMC委員からは相変わらず、タカ派な発言が続いており、利回りは上昇している。本日は原油相場が買い戻されたことも支援したようだ。
なお、この日は10年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り(WI)を上回った。しかし、反応は限定的となっている。
2-10年債の利回り格差は-34(前営業日:-37)と逆イールドの拡大は一服していた。
*米10年債入札結果
最高落札利回り 4.483%(WI:4.473%)
応札倍率 2.49倍(前回:2.34倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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