パウエルFRB議長「利下げ急ぐ必要ない」と繰り返す 今週は米雇用統計に相次ぐFRB高官発言
パウエルFRB議長「利下げ急ぐ必要ない」と繰り返す 今週は米雇用統計に相次ぐFRB高官発言
先週末グッドフライデーで米国市場が休場だった中、パウエルFRB議長は「利下げ急ぐ必要はない」と語った。
パウエル議長は、インフレが抑制されているというさらなる証拠を待っている。そのためFRBは利下げを急ぐつもりはないと繰り返した。米経済が非常に堅調なペースで成長しているという事実、労働市場が依然として非常に強いことから、インフレ低下にもう少し自信を持ってから次の一歩(利下げ)に踏み出すチャンスが与えられる。米PCE統計は我々の予想とほぼ一致しているが、インフレが目標2%に向けた軌道に乗っていると確信するまで利下げは適切ではないと述べた。
今週は金曜日の米雇用統計を前にFRB高官らの発言が相次ぐ。きょうは米ISM製造業景気指数が発表される。一連の統計が堅調であれば、利下げ回数減少・利下げ開始時期が後ずれする可能性も。

執筆者 : MINKABU PRESS
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