ドル円は上値が重い、午後は１５１円台半ばで小動き=東京為替概況

ドル円は上値が重い、午後は１５１円台半ばで小動き=東京為替概況

　東京終盤のドル円は上値が重い。ドル円は、午前に人民元安ドル高の流れを受けて、昨年１１月以来４カ月ぶりの高値水準となる１５１．８６付近まで上昇した。しかし、人民元安ドル高がアジア株の下落につながり、リスク回避の円買いが入ると、一転して１５１．４２付近まで弱含んだ。また、植田日銀総裁が参院財政金融委員会で「基調的なインフレ率の上昇が生じてきている」と発言し、追加利上げ観測が強まったこともドル円相場の重石となった。午後は下げ渋り、１５１円半ばで落ち着いた動きが続いた。
　　　　
　ユーロドルは、ドル高傾向を受けて午後に一時１．０８３１付近まで下落。その後は下げ渋りをみせた。
　　　
　ユーロ円は午後にこの日の安値を小幅に更新し、一時１６４．１４付近まで下落。リスク動向に敏感な豪ドル円は９８．８２付近まで、ＮＺドル円は９１円ちょうど付近まで下落したあと、この日の安値圏で小動きとなった。

MINKABU PRESS