ダウ先物は上昇 前日のFOMCに安心感 マイクロンが大幅高=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:46)(日本時間21:46)
ダウ先物 40049(+109.00 +0.27%)
S&P500 5311.25(+24.50 +0.46%)
ナスダック100先物 18652.00(+172.25 +0.93%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも上昇している。前日のFOMCを受けて、米株式市場には安心感が広がっているようだ。回数が減少するのではと見られていたドット・プロット(FOMC委員の金利見通し)は中央値で年内3回の利下げを維持し、パウエル議長の会見もハト派な印象が優勢だった。
本日も時間外でIT・ハイテク株に買いが入っているが、これまでのように物色の矛先がIT・ハイテク株のみに集中せず、他のセクターにも向かっている。パウエル議長が前日の会見で景気に自信を垣間見せていたこともフォローとなっている模様で、市場は改めてソフトランディングへの期待を再確認しているようだ。FRBも2024年のGDP見通しを大幅に上方修正していた。
IT・ハイテク株については、マイクロン・テクノロジー<MU>が前日引け後の決算を受けて時間外で大幅高になっていることもサポートしている模様。AI関連のハードウェアの需要に支えられ、予想を上回る1株利益および売上高の見通しを示していた。
アップル<AAPL>が時間外で軟調。前日引け後に、米司法省が反トラスト法違反で同社を本日にも提訴すると伝わった。
半導体のブロードコム<AVGO>が時間外で上昇。同社はAIイベントを開催していたが、アナリストから好意的な受け止めが出ている。
工作キット、パーティーグッズなど日用品の廉価販売を手掛けるファイブ・ビロウ<FIVE>が決算を受け時間外で大幅安。1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、ガイダンスも弱い見通しを示した。
(NY時間08:56)(日本時間21:56)時間外
マイクロン<MU> 113.09(+16.84 +17.50%)
ブロードコム<AVGO> 1313.00(+37.00 +2.90%)
ファイブ・ビロウ<FIVE> 183.45(-25.52 -12.21%)
アップル<AAPL> 177.59(-1.08 -0.60%)
マイクロソフト<MSFT> 429.39(+4.16 +0.98%)
アマゾン<AMZN> 179.86(+1.71 +0.96%)
アルファベット<GOOG> 150.47(+0.79 +0.53%)
テスラ<TSLA> 177.38(+1.72 +0.98%)
メタ<META> 512.30(+6.78 +1.34%)
エヌビディア<NVDA> 923.37(+19.65 +2.17%)
AMD<AMD> 184.90(+5.17 +2.88%)
イーライリリー<NVDA> 774.40(+1.54 +0.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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