ドル円146.99円、日銀報道の下げ帳消し このあと植田日銀総裁が国会出席
ドル円146.99円、日銀報道の下げ帳消し このあと植田日銀総裁が国会出席
ドル円は日銀報道を受けた下げを帳消し。
「日銀内で3月マイナス金利解除を支持する意見が広がっている」との時事報道を受け、円買いが強まりドル円は一時146.60円台まで下落した。時事によると、平均賃上げ率が3.80%を大きく上回れば今月の会合で解除に踏み切る見通し。また、きのう発表された日本GDP改定がプラス成長に上方修正されたことも追い風になった。その後、鈴木財務相が「デフレ脱却はいまだ宣言できず」とコメント、ドル円は戻している。
このあとの植田日銀総裁の発言への警戒感が高まっている。11時頃と13時頃から参議院財政金融委員会に出席する。なお、14日から日銀ブラックアウト期間入りとなり、18-19日会合まで総裁や理事らの発言はない。
日本10年債利回りは一時0.775%に上昇し、約3カ月ぶり高水準。

執筆者 : MINKABU PRESS
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