中国2月CPI予想以上に上昇 5カ月ぶりプラス転換も上昇は一時的との見方 PPIは17カ月連続でマイナス
中国2月CPI予想以上に上昇 5カ月ぶりプラス転換も上昇は一時的との見方 PPIは17カ月連続でマイナス
先週末に発表された中国2月の消費者物価指数は+0.7%と予想以上に上昇、5カ月ぶりのプラスとなった。春節大型連休中の支出が消費者物価の押し上げに貢献した。今年の旧正月は航空や観光、宿泊などの価格が高騰した。一方、生産者物価指数は予想以上に減少し17カ月連続でマイナスとなった。
長引く不動産不況などで消費者心理は改善しておらず、CPI上昇は一時的との見方。多くの人は再び財布のひもを締め、3月は反動でマイナスに転じる可能性もある。デフレ圧力を緩和させるには不動産セクターや個人消費押し上げに焦点を当てた強力な支援策が必要になる。ただ、中国首相は今年も大規模支援策は必要ないと述べている。
きょうは中国全人代が閉幕する、閉幕後の記者会見はない。
消費者物価指数(2月)
結果 0.7%
予想 0.3% 前回 -0.8%(前年比)
生産者物価指数(2月)
結果 -2.7%
予想 -2.5% 前回 -2.5%(前年比)

執筆者 : MINKABU PRESS
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