ビヨンド・ミートが47%急伸 回復への道筋示す=米国株個別
(NY時間09:58)(日本時間23:58)
ビヨンド・ミート<BYND> 11.07(+3.55 +47.21%)
植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が47%急伸。前日引け後に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回った一方、EBITDAは予想以上に赤字が膨らんだ。通期ガイダンスも公表し、予想を下回る売上高見通しを示した。
ただ、株価は強い反応を示している。第4四半期の売上高が予想を上回った点や、通期の利益率も予想以上に改善するとの見通しを示したことに勇気づけられている模様。アナリストは「利益率回復のための同社のポートフォリオの再編成は正しい動きだった」と述べている。
ブラウンCEOは「営業コスト削減、価格調整、よりヘルシーなビヨンド・バーガーの発売など、黒字化への道筋を見出すために、今年は様々なアクションを起こす」と述べた。経営合理化の一環として、ペプシコ<PEP>と合弁で立ち上げたビヨンド・ミート・ジャーキー・ラインを廃止したという。
(10-12月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-2.40ドル(予想:-0.90ドル)
・売上高:7370万ドル(予想:6680万ドル)
米国:4270万ドル(予想:3840万ドル)
海外:3090万ドル(予想:2790万ドル)
・粗利益率(調整後):-113.8%
・EBITDA(調整後):-1.25億ドル(予想:-0.47億ドル)
・販売量:1741万ポンド(予想:1613万ポンド)
(通期見通し)
・売上高:3.15~3.45億ドル(予想:3.44億ドル)
・粗利益率(調整後):10%台半ば(予想:7.7%)
【企業概要】
ベジタリアン向けに、植物性タンパク質を使用し、ビーフやソーセージの代替食材を製造・開発する食品テクノロジー企業。本物の肉と同様に「生肉」の状態で提供し、調理体験までも再現することに成功。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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