HPが上げに転じる 決算は不調も回復の可能性があるとの見方も=米国株個別
(NY時間09:47)
HP<HPQ> 29.02(+1.15 +4.11%)
HP<HPQ>が通常取引に入って買いが膨らんでいる。前日引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内となった。企業のPC買い替えの延期が続き、企業向けPCの売上は11%減の62.1億ドルと予想を下回った。ガイダンスでも、第1四半期および通期の1株利益の見通しが予想を下回っていた。
時間外で株価は下落していたものの、通常取引に入って買い戻されている格好。今回の決算を受けて一部からは、回復の可能性があるとの見方も出ている。今回は厳しいマクロ環境と需要低迷を反映し、第1四半期も個人向けプリンターと法人向けPCの低迷が続くと見られる。しかし、それはほぼ予想通りで、それらはあくまで短期的なプレッシャーだと述べている。
(8-10月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.90ドル(予想:0.90ドル)
・売上高:138.2億ドル(予想:138.8億ドル)
パーソナルシステムズ:94億ドル(予想:95.2億ドル)
プリンティング:44.2億ドル(予想:44.0億ドル)
・営業利益率(調整後):9%(予想:8.9%)
・FCF:19億ドル(予想:19.2億ドル)
(11-1月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.76~0.86ドル(予想:0.85ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.25~3.65ドル(予想:3.47ドル)
・FCF:31~36億ドル(予想:32.3億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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