反落、米金融当局のタカ派的な舵取りを警戒=NY金概況
NY金先物12月限(COMEX)(終値)
1オンス=1937.7(-32.1 -1.62%)
金12月限は反落。今週の米金融当局者の発言がタカ派寄りだったことから、来年にかけての米追加利上げ観測が根強く残っているほか、米政策金利が長期間に渡って据え置かれるとの見方が強まったことが引き続き重しとなった。米利下げ開始期待が後退している。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「適切な場合の追加利上げを躊躇せず」と述べ、さらなる金融引き締めを選択肢として残した。イスラエルがイスラエル自治区ガザ北部で1日4時間の攻撃停止を決めたことも重し。イスラエルのネタニヤフ首相は停戦を否定しているものの、武装勢力ハマスとの衝突に落とし所が見えないなかで、停戦の兆候として受け止められている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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