VFが決算受け下落 VANSの不調で通期ガイダンスを撤回=米国株個別
※日本時間31日朝5時45分頃に配信したVFの決算の記事の中に、通期ガイダンスの数字が誤って記載されていました。お詫びして訂正致します。
(NY時間09:57)
VF<VFC> 15.88(-1.24 -7.24%)
「VANS」や「The North Face」などのアパレルブランドを所有するVF<VFC>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想範囲内となった。
ただ、株価は下落。VANSの継続的なトラブルと卸売部門での減収から、通期の売上高と利益のガイダンスを撤回したことが嫌気されている。フリー・キャッシュフロー(FCF)については、従来の約9億ドルから約6億ドルと見通しを下方修正した。下半期のVANSの改善は見込めないとしている。
アナリストは「これ以上厳しい数字は考えられない」と述べたうえで、「プロジェクト改革プログラムによる大幅な進展のタイムラインは極めて不確実だ」とも指摘していた。
同社はまた、北米での業績改善、コスト削減、負債削減、VANSブランドの見直しを含む新たな変革計画の概要を発表。VANSの責任者を務めていたベイリー氏が退任し、ダレルCEOが同部門の指揮を執る。
(7-9月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.63ドル(予想:0.64ドル)
・売上高:30.3億ドル(予想:30.0億ドル)
アウトドア:17.1億ドル(予想:16.5億ドル)
アクティブ:10.8億ドル(予想:11.2億ドル)
ワーク:2.38億ドル(予想:2.33億ドル)
・卸売売上高:-1%
・直販:-3%
・粗利益率(調整後):51.3%(予想:52.0%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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