シティグループが決算受け上昇 FICCが好調 NIIの見通しも上方修正=米国株個別
(NY時間09:47)
シティグループ<C> 42.84(+1.31 +3.14%)
シティグループ<C>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、経常収益、1株利益とも予想を上回った。債券・為替・商品(FICC)のトレーディング収入が35.6億ドルと予想を上回り、第3四半期としてはこの8年で過去最高を記録した。そのうちの債券取引が28億ドルと好調だった。また、純受取利息(NII)も予想を上回り、通期のNIIの見通しも上方修正している。
フレイザーCEOは先月、トレーディング、バンキング、ウェルス・マネジメント、サービス、米国コンシューマー・バンキングの5つの主要部門にスポットライトを当てる全社的な再編成を発表。9月までの3カ月間で、この5部門全てで増収となった。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益:1.52ドル(予想:1.22ドル)
・経常収益(調整後):201.4億ドル(予想:192.5億ドル)
FICC:35.6億ドル(予想:32.5億ドル)
株式:9.18億ドル(予想:9.64億ドル)
投資銀行:8.44億ドル(予想:6.63億ドル)
・純受取利息(NII):138.3億ドル(予想:134.8億ドル)
・融資残高:6660億ドル(予想:6613億ドル)
・預金残高:1.27兆ドル
・貸倒引当金:18.4億ドル(予想:19.1億ドル)
(通期見通し)
・経常収益(調整後):780~790億ドル
・純受取利息(NII):475億ドル以上(従来:460億ドル以上)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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