アマゾン、10月のプライムデーは昨年を上回ったと発表=米国株個別
(NY時間12:50)
アマゾン<AMZN> 133.68(+1.85 +1.40%)
アマゾン<AMZN>によると、10月10日、11日に米国で開催された秋のプライム・デーは昨年を上回り、プライム会員は1億5000万点以上の商品を購入したという。しかし、買い物客は高額商品を避け、プロテインパウダーやバッテリーなどの必需品を買いだめしたようだとも述べている。
「プライム・ビッグ・ディール・デイズ」と題した48時間のイベントは今年で2年目で、7月のプライム・デーのメイン・セールに続く秋のイベントとなっている。
ワールドワイド・アマゾン・ストアのヘリントンCEOは、「イベントではプライム会員にいち早くお得な機会を提供し、われわれの期待を上回るホリデー・ショッピングシーズンの力強いスタートとなった」と声明で述べた。
調査会社によると、イベント期間中の注文1件あたりの平均消費額は53.47ドルで、7月のプライム・デーよりは下がったが、昨年の秋のセールよりは若干上がった。ただ、約60%の商品が20ドル以下で販売され、100ドル以上の商品は僅か4%で、消費者が高額商品を敬遠していることを示唆している。
近年、アマゾン、ウォルマート<WMT>、ターゲット<TGT>、その他多くの大手小売業者は、ホリデーシーズン中の需要を拡大する方法として、ブラックフライデーやサイバーマンデーのかなり前に割引イベントを開催している。
アドビによると、今年のホリデーシーズン全体のオンライン消費額は4.8%増の2218億ドルが予想されており、昨年の3.5%増から伸びが拡大することが期待されている。しかし、オンライン購入が約32%急増した2020年のパンデミック時の急増からは鈍化している。
なお、日本では今週の14日(土)、15日(日)に開催される模様。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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