ダウ先物は下落 前日のFOMC後の流れを引き継ぐ=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:54)
ダウ先物 34528(-201.00 -0.58%)
S&P500 4408.50(-38.50 -0.87%)
ナスダック100先物 14960.75(-191.25 -1.26%)
米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも下落しており、きょうの米株式市場は軟調に始まりそうだ。前日のFOMC後の流れが本日も続いている。
FOMCで政策金利は予想通りに据え置かれたものの、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)では年内にあと1回の追加利上げの可能性が示唆されたほか、2024年は年末までに5.00-5.25%を見込んだ。6月は2024年末までに4.50-4.75%まで利下げを予測していたことから、上方修正した格好となっている。
市場にはタカ派なムードが広がっており、きょうも米国債利回りは上昇。原油相場がNY時間にかけて買い戻しが膨らんでおり、プラスに転じていることも、米株式市場の売りに繋がっている模様。
前日のFOMCは、これまでFRBが示していた「より高く・より長く」金利水準を据え置くとの方針を具体的に示唆した格好となった。また、パウエル議長が「ソフトランディングはまだ可能だが、基本シナリオではない」とコメントしたことも株式市場のセンチメントを圧迫している模様。
特にIT・ハイテク株が時間外で下落が目立ち、ナスダック100は大幅安。市場からは、「金利が高止まりするのであれば、投資家は成長株購入を見直す可能性がある」とのコメントも聞かれた。
貨物輸送のフェデックス<FDX>が時間外で上昇。前日引け後の決算を好感。通期の1株利益のレンジ下限を上方修正した。前年に実施した人員削減などのコスト削減策と好調な価格設定、そして、主要ライバルからの乗り換えの恩恵を受けた。
(NY時間09:04) 時間外
フェデックス<FDX> 262.75(+12.23 +4.88%)
アップル<AAPL> 173.82(-1.67 -0.95%)
マイクロソフト<MSFT> 318.44(-2.33 -0.73%)
アマゾン<AMZN> 131.69(-3.60 -2.66%)
アルファベット<GOOG> 132.72(-1.87 -1.39%)
テスラ<TSLA> 256.75(-5.84 -2.22%)
メタ・プラットフォームズ<META> 294.18(-5.49 -1.83%)
AMD<AMD> 98.11(-2.23 -2.22%)
エヌビディア<NVDA> 412.86(-9.53 -2.26%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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