反落、中国貿易統計弱く世界経済の悪化を警戒=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=86.87(-0.67 -0.77%)
ニューヨーク原油の期近は反落。最近の上昇の反動で利益確定の売りが優勢となった。8月の中国貿易統計で原油輸入量は前年比+30.9%と大幅に増加した一方、輸出や輸入は全体として依然低調で中国経済の悪化が警戒された。世界的な供給網の中心である中国の輸出入の弱さからは、世界経済の需要の低迷も示唆される。4-6月期のユーロ圏国内総生産(GDP)・確報値は前期比+0.1%まで下方修正された。
時間外取引で10月限は軟調に推移した後、通常取引開始にかけては下げ幅を消した。ただ、その後は再び売りが優勢となり、86.39ドルまで下落。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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