AIに対する誇大宣伝が危険なレベルに達しているとの指摘=米国株
きょうの米株式市場で、アナリストや投資家は引け後のエヌビディア<NVDA>の決算を待っている。数字次第ではIT・ハイテクのみならず、市場全体を上にも下にも向かわせる可能性のある二律背反的な出来事として見ているようだ。
しかし、この状況はAI関連銘柄に対する誇大広告があまり健全ではないことを示唆している可能性もあるという。業績が再び好調で、ガイダンスも堅調であれば、ここ数週間停滞していたIT・ハイテク株の勢いが再燃することも考えられる。そうでなければ、短期的な乱高下も警戒される状況。
AIへの熱狂に煽られたエヌビディアやその他の大手IT・ハイテク株に対する誇大宣伝が危険なレベルに達している可能性があるという。
もっとも、投資家がAIを避けるべきということにはならないとしている。なぜなら、この話題は目に見える技術的進歩に裏打ちされたものであり、実際にあらゆる産業を再構築する可能性を秘めているからだという。
つまり、AIは魅力的な投資機会だが、投資家は賢くなる必要がある。投資ポートフォリオにAIのエクスポージャーを含めることは単なるトレンドではなく、イノベーションと経済成長の未来に沿った戦略的な動きと捉えるべきだという。ただ、慎重に行うべきだとも注意喚起している。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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