【新興国通貨】中南米通貨、基本はドル高に押される=メキシコペソ
【新興国通貨】中南米通貨、基本はドル高に押される=メキシコペソ
中南米通貨は米FOMC議事要旨での追加利上げの可能性言及や、資源輸出先として重要な中国の景気鈍化懸念などが重石となり、基本的に売りが目立つ展開。政治不安などが広がるアルゼンチンペソは事実上の市場価格となっている非公式市場でのレートで対ドルの史上最安値を更新。銅価格下落を受けて、チリペソ、ペルーソルに売りが出たほか、原油価格下落を受けたコロンビアペソの売りも出ていた。
一方、ブラジル中銀総裁がインフレへの警戒感を強く示したことで、利下げ期待が後退したブラジルレアルに序盤買いがしっかり入ったこと、メキシコ大統領選、与党予備選挙で、前メキシコ市長のシェインバウム氏がリードを広げたことなどを好感した動きなどペソ買いを誘ったこともあり、ドルペソも序盤はペソ買いが出ていた。その後はともにドル高の流れに押されている。
ドルペソはロンドン朝の17.14台から17.03台までドル安ペソ高となった後、17.16台まで上昇している。対円ではドル円の上昇もあり8円56銭台まで一時上昇した。
MXNJPY 8.540

執筆者 : MINKABU PRESS
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