エアロバイロンメントが決算受け上昇 ウクライナにおける好パフォーマンスが奏功=米国株個別
ドローンメーカーのエアロバイロンメント<AVAV>が上昇。前日引け後に2-4月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。ただ、ガイダンスでは予想を上回る1株利益と売上高の見通しを示している。ウクライナにおける同社システムの好調なパフォーマンスと、記録的な受注残が奏功した。
アナリストは「競争が激化しているとはいえ、市場規模の拡大と伴に、ウクライナ紛争を受けて、徘徊型兵器や無人システムに対する世界的な需要が急増している」と指摘。「同社のスイッチブレイドとピューマシステムの需要は、中型無人航空機システム機の米陸軍の入札を逃した分を十分に克服できている」とも述べている。
(2-4月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.99ドル(予想:1.01ドル)
・売上高:1.86億ドル(予想:1.64億ドル)
(24年度通期見通し)
・1株利益(調整後):2.30~2.60ドル(予想:2.04ドル)
・売上高:6.30~6.60億ドル)(予想:6.01億ドル)
・EBITDA:1.10~1.20億ドル
【企業概要】
政府機関や企業を対象に、インテリジェントでマルチドメインなロボットシステムと関連サービスの設計・開発・生産・提供・サポートを行う。主に米国国防総省および国際連合政府向けに、無人航空機システムや、戦術ミサイルシステム、無人地上車両、その他関連サービスを提供する。
(NY時間10:38)
エアロバイロンメント<AVAV> 94.99(+4.67 +5.17%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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