ブループリントが大幅安 アナリストが「売り」に引き下げ=米国株個別
バイオ医薬品のブループリント・メディシンズ<BPMC>が大幅安。アナリストが、リスク・リワードが下方に偏っているとして、投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の48ドルから43ドルに引き下げた。
アナリストは、BLU-945が1Lとタグリッソとの併用では毒性が強過ぎ、研究開発の効率に疑問を呈しており、株価を圧迫すると指摘した。米臨床腫瘍学会のデータを引用し、脚注で2名の死亡例を開示した。同社の肺がん戦略を考えると、失敗すればフランチャイズが脅かされる可能性があるという。
中期的には、同社が患者を見つけ、薬剤の継続的な使用を促進することが困難であると考えられ、iSMの発売は期待外れになると見ているという。一方、長期的には、iSMの発売が遅れた場合、バーンレートが上昇し、非効率な研究開発努力が浮き彫りになり、連続融資やリストラを余儀なくされる。
【会社概要】
がん免疫療法などに用いられる、選択的キナーゼ阻害剤を開発。消化管間質腫瘍や全身性肥満細胞症を含む増殖性疾患や、非小細胞肺がん、甲状腺髄様がんや甲状腺乳頭がんを含む甲状腺がんなどを対象に開発を進める。
(NY時間14:35)
ブループリント・メディスン<BPMC> 55.86(-2.36 -4.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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