ドル円は高値圏もみ合い、午後に約半年ぶりの高値を更新=東京為替概況
ドル円は高値圏もみ合い、午後に約半年ぶりの高値を更新=東京為替概況
東京市場午後のドル円はこの日の高値圏でもみ合い。ドル円は、朝方に格付け会社フィッチ・レーティングスが米国の格下げの可能性を示唆したことから、一時138.83付近まで急落した。しかし、影響は限定的で、その後は米10年債利回りの上昇などを背景にドル買いが優勢となり、朝方の下げを帳消しにして、一時139.70付近まで上昇。昨年11月末以来およそ半年ぶりの高値を更新した。
朝方にドル円の下げに連動して149.30付近まで下落したユーロ円は、昼頃に150円ちょうど付近まで戻したあと、午後は149円台後半で小動きとなった。
ユーロドルは1.07台半ばから前半までドル高が進み、午後に入って3月24日以来およそ2カ月ぶりの安値水準となる1.0730付近まで弱含んだ。
NZドルは軟調。前日にニュージーランド中銀は0.25%の利上げを決定したが、今後の利上げは停止する可能性を示唆したことから、NZドル売りが続いている。NZドル/ドルは、昨年11月以来およそ半年ぶりの安値となる0.6076付近まで水準を切り下げた。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。