【本日の見通し】米追加利上げ期待後退がドル売りに
【本日の見通し】米追加利上げ期待後ドル売りに
昨日の米消費者物価指数(CPI)が予想を小幅ながら下回る伸びとなったことでドル売りが広がった。6月の追加利上げ期待について、先週の米FOMC後に20%台から8%台まで大きく後退した後、CPI前には25%を超えるところまで強まるなど、期待が広がっていたが、CPI後に再び大きく後退。ドル売りを誘っている。
ドル円は134円台前半までの動きとなった。先週のFOMCでの利上げ打ち止め、市場が根強く意識する早期利下げ期待などがドルを抑える展開となりそう。133円台トライまで動きが強まるかどうかが注目。133円台を付けると、目先のドル高基調一服という見通しが広がりそう。
短期ポジションがややロングになっており、134円台後半から売り意欲が強まっている分、戻りは鈍い。短期的にも戻り売りの流れが意識される。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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