小幅続落、米地銀株の破綻継続を想定=NY原油概況
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=68.56(-0.04 -0.06%)
ニューヨーク原油の期近は小幅続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は0.04ドル安。その他の限月は0.95ドル安~0.09ドル高。
米ファースト・リパブリック銀行が破綻した後も、別の地方銀行株に売りが続き、破綻の連鎖が継続する見通しであることが重し。米金融当局は目立って警戒していない反面、市場参加者が米景気後退を意識していることが原油相場を圧迫した。米パックウェスト・バンコープや米ウエスタン・アライアンス・バンコーポレーションなどの下げがきつく、2008年のような世界金融危機が想定されている。
時間外取引で6月限は63.57ドルまで一時急落し、今年3月安値を下回った。その後は買い戻しが優勢となり、下げを消した。通常取引開始後は69.84ドルまで強含む場面があった。ただ、上値は伸びず。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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