米大手銀調査、大半が中銀は2%目標を上回るインフレ容認との見方
米大手銀の調査によると、中央銀行は2%の目標を上回るインフレを受け入れると債券投資家の大半がみていることが明らかになった。4月の同調査では、リセッション(景気後退)を回避できるなら、当局は2-3%のインフレを受け入れるだろうとの回答が全体の3分の2近くに上った。3月調査では42%だった。3-4%のインフレ容認も全体の20%近くを占めた。中銀はいかなる代償を払っても2%のインフレを追求するとの回答比率は19%と、3月調査の約半分にとどまった。
銀行の混乱を受けて、債券投資家が相場見通しを再考していることを今回の調査結果は示唆しているとしている。投資家はインフレが根強く続く可能性だけでなく、中銀が高めのインフレを今後受け入れざるを得なくなるかもしれないと懸念しているという。

執筆者 : MINKABU PRESS
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