バンカメが決算受け下落 NIIが予想下回る=米国株個別
バンカメ<BAC>が下落。取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益および経常収益とも予想を上回った。金融市場の変動でトレーディング部門が債券・為替・商品(FICC)が好調だった。一方、純受取利息(NII)が予想を下回ったことが嫌気されている。投資銀行部門はM&Aやアドバイザーリーの手数料収入の減少から大幅に落ち込んだものの、予想の範囲内ではあった。また、注目の貸倒引当金については、予想以上に増加させている。
モイニハンCEOは声明で「経済環境がますます減速しているものの、好調なうちに1年を終えることができた」と述べた。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.85ドル(予想:0.78ドル)
・経常収益(調整後):246.5億ドル(予想:241.4億ドル)
トレーディング:37.2億ドル(予想:33.1億ドル)
FICC:23.4億ドル(予想:19.3億ドル)
株式:13.8億ドル(予想:13.8億ドル)
ウェルス・マネジメント:54.1億ドル(予想:54.9億ドル)
投資銀行:10.7億ドル(予想:10.8億ドル)
純受取利息(NII)FTE:148.0億ドル(予想:149.5億ドル)
・貸倒引当金:11.0億ドル(予想:10.2億ドル)
・融資残高:1.05兆ドル(予想:1.04兆ドル)
(NY時間09:38)
バンカメ<BAC> 33.80(-0.68 -1.96%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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