ダウ平均は小幅高 議長からの直接の言及なく安心感も=米国株前半
NY株式10日(NY時間11:32)
ダウ平均 33536.03(+18.38 +0.05%)
ナスダック 10657.95(+22.30 +0.21%)
CME日経平均先物 26210(大証終比:+50 +0.19%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅高で推移している。市場では先週末の米経済指標を受けてFRBの利上げペースが緩むのではとの期待が年始からの株式市場をサポートしている。
短期金融市場では次回のFOMCでの利上げは0.25%ポイントとの見方を強めているが、今週に入って伝わっている米地区連銀総裁などFOMC委員の発言はこれまでのタカ派姿勢を温存する内容が多い。そのような中、市場はパウエルFRB議長が本日の講演でタカ派な言及をするのではと警戒していた。しかし、注目されていた議長の講演で、経済や政策の見通しについての直接の言及がなかったことから、ひとまず安心感が広がっている模様。
ここに来て全体的に様子見の雰囲気も強まっている。市場は木曜日の米消費者物価指数(CPI)の結果待っているようだ。それが市場の期待通りにインフレの鈍化傾向を引き続き示すようであれば、株式市場はもう一段の上値を試すとの見方も出ている模様。
ただ、「成長の底打ちと政策引き締め停止が明確になるまで株式はレンジで推移する。それが実現すれば、株価は緩やかに上昇する余地があるが、1年前と同様にインフレとターミナルレート(最終到達点)の両方を市場は過小評価している可能性もある」との慎重な声も出ていた。
アップル<AAPL> 129.11(-1.04 -0.80%)
マイクロソフト<MSFT> 228.54(+1.42 +0.63%)
アマゾン<AMZN> 89.35(+1.99 +2.28%)
アルファベットC<GOOG> 88.86(+0.06 +0.07%)
テスラ<TSLA> 116.87(-2.90 -2.42%)
メタ・プラットフォームズ<META> 131.57(+2.10 +1.62%)
AMD<AMD> 67.44(+0.20 +0.30%)
エヌビディア<NVDA> 156.95(+0.67 +0.43%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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