このあと１１月の米新築住宅販売件数＝ＮＹ為替

　このあと日本時間０時に１１月の米新築住宅販売件数が発表される。予想では年率換算で６０．５万件への減少が見込まれている。前回は南部での販売増が貢献し、予想外の増加となっていたが、基調の弱さは継続しているものと考えられている。

　住宅ローン金利上昇や景気の先行き不透明感から、住宅購入者のモメンタムは低下しており、今回もその傾向が示されるとみられているようだ。ここ数カ月の住宅建設業者のセンチメント低下や住宅ローン申請件数の減少がその見通しを物語っている。

　ただ、高インフレの中で価格は高水準が続いており、値ごろ感は悪化している状況。建設業者が価格設定を緩めない限り、今後も販売は低調に推移するとの見方も聞かれる。

米新築住宅販売件数（11月）0:00
予想　60.5万件　前回　63.2万件

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美