来年の米銀は景気後退でも50%超との見方も=米国株個別
来年に米経済がリセッション(景気後退)に陥っても、米銀は50%上昇する可能性が高いとのアナリスト予想が出ていた。同アナリストの基本シナリオはマイルドなリセッションだが、実際にそうなれば、銀行にとってはほぼ30年ぶりの好調な1年になる可能性があるという。
金利上昇による利ざや拡大が主因と説明しているほか、リーマンショックに伴う改革で、銀行が直面する信用リスクは低下も指摘した。近年のどの景気後退期よりも好調になると見込んでいる。
同アナリストのトップ推奨銘柄は、バンカメ<BAC>やUSバンコープ<USB>、PNCファイナンシャル<PNC>で、3行の株価は全て今年23%以上下落している。また、地政学的な緊張が和らげば、シティグループ<C>のパフォーマンスも堅調になる可能性があるとも指摘した。
(NY時間10:20)
バンカメ<BAC> 31.66(-0.62 -1.92%)
シティグループ<C> 44.51(-1.47 -3.19%)
USバンコープ<USB> 42.71(-0.58 -1.34%)
PNCファイナンシャル<PNC> 148.46(-1.17 -0.78%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。