NY連銀調査で消費者インフレ期待が上昇=NY為替
きょうの為替市場はドル買い戻しが優勢となっているものの、ユーロドルは底堅く推移しており、NY時間に入ってロンドン時間までの下げを取り戻している。現在は1.03ドル台半ばでの推移。
NY連銀の月次調査によると、消費者のインフレ期待が高まっており、金融引き締めの長期化観測を裏付けている。10月の1年先インフレ期待の中央値は0.5%ポイント増の5.9%、3年先は0.2%ポイント増の3.1%となり、年齢、教育、所得の各グループで上昇を記録している。
将来のインフレに関する不確実性は短期的な見通しでは増加し、中期的な見通しでは減少したとNY連銀は述べている。労働市場の軟化に対する期待も高まった。
また、回答者の43%近くが1年後の失業率が上昇すると予想し、割合は2020年4月以降で最も高く、9月の39.1%から上昇した。
USD/JPY 140.25 EUR/USD 1.0344 GBP/USD 1.1749
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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