アルファベットが決算受け時間外で５％下落＝米国株個別

　アルファベット＜GOOG＞が引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益が予想を下回ったほか、売上高（トラフィック獲得コスト除く）も予想を下回った。成長鈍化が警戒されている広告収入が予想を下回ったほか、ユーチューブも予想を下回った。インフレがデジタル広告の成長を圧迫する中、ＳＮＳ広告よりも景気変動の影響を受けにくいとされる検索事業も弱化の兆しを見せ始めている。

　アナリストは「同社は景気低迷の中でコスト抑制のための手段を講じてきたが、その効果が現れるには時間がかかる」と述べた。

　決算受け時間外で株価は５％下落。

（７－９月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：1.06ドル（予想：1.25ドル）
・売上高（ＴＡＣ除く）：572.7億ドル（予想：581.8億ドル）
　　グーグル広告：544.8億ドル（予想：569.8億ドル）
　　　ユーチューブ：70.7億ドル（予想：74.6億ドル）
　　　グーグルその他：69.0億ドル（予想：68.4億ドル）
　　グーグル以外：2.09億ドル（予想：2.04億ドル）
・営業利益：171.4億ドル（予想：197.1億ドル）
・営業利益率：25％（予想：27.9％）
・設備投資：72.8億ドル（予想：76.5億ドル）

（NY時間16:34）時間外
アルファベット＜GOOG＞　98.80（-6.13　-5.84%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美