FX/為替「遺恨を残す政府・日銀の円買い介入 初戦は当局の勝利も市場の信条を踏まえれば再戦は必至」 外為トゥデイ 2022年9月23日号(短縮版)

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外為トゥデイ

ドル/円を中心に、前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年9月23日10時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼22日(木)の為替相場
▼22日(木)の株・債券・商品市場
▼外為注文情報/ ▼本日のひとこと/ ▼注目の経済指標

22日(木)の為替相場

ドル円 30分足

期間:22日(木)午前6時10分~23日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

9/22 主な出来事

11:54 日銀、金融政策の現状維持を発表
「新型コロナオペを段階的に終了」
「必要なら躊躇なく追加緩和」
「金融・為替市場の動向や日本経済・物価への影響、十分注視する必要」

13:35 神田財務官
「介入はまだやっていないが、ステルスでやる場合もある」
「必要な時は必ず介入することになる」
「適切な対応は、ずっとスタンバイの状況」

15:36 黒田日銀総裁
「当面は金利を引き上げない」
「来年度以降のコアCPI、2%下回ると予想」
「今の時点で政策指針の変更は必要ない」
「将来的な政策指針の変更はありうるが、当面は経済回復支援」
「マイナス金利、現在大きな副作用や問題を引き起こしてない」
「欧州がマイナス金利やめても日本がやめる必要ない」
「マクロ政策として金融政策は経済回復支援が必要」

16:30 スイス中銀、政策金利を-0.25%から0.50%に引き上げ

17:00 ノルウエー中銀、政策金利を1.75%から2.25%へ引き上げ

17:21 神田財務官
「断固たる措置を実施」
為替介入を行った

18:34 ECB報道官
「ECBは為替市場に介入していない」

20:00 BOE、政策金利を1.75%から2.25%へ引き上げ
20:00 BOE議事録
「必要に応じて力強く対応」
「委員1人は0.25%利上げを支持」
「今年4-6月、7-9月期にかけてマイナス成長」

20:00 トルコ中銀、政策金利を13.00%から12.00%へ引き下げ

21:30 アメリカ4-6月期経常収支 -2511億ドル
前回-2914億ドル(-2825億ドル)
予想-2606億ドル

21:30 アメリカ新規失業保険申請件数 21.3万件
前回21.3万件(20.8万件)
予想21.8万件

22:12 南ア中銀、政策金利を5.50%から6.25%へ引き上げ

23:00 アメリカ8月景気先行指標総合指数(前月比) -0.3%
前回-0.4%(-0.5%)
予想-0.1%

24:52 米財務省
「ドル円相場における日本の為替介入を理解する」
「為替介入はボラティリティへの対処と日本側が説明」

22日(木)の株・債券・商品市場

日経平均 27153.83▼159.30
豪ASX  —–
上海総合 3108.910▼8.267
英FT    7159.52▼78.12
独DAX   12531.63▼235.52
NYダウ  30076.68▼107.10

日10年債利回り 0.237%▼0.022
豪10年債利回り —–
英10年債利回り 3.495%△0.184
独10年債利回り 1.965%△0.072
米02年債利回り 4.1222%△0.0738
米10年債利回り 3.7138%△0.1840

NY原油 83.49△0.55
NY金  1681.10△5.40

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本日のひとこと

政府・日銀が11年ぶりに為替介入を実施しました(円買い介入は24年ぶり)。いまにして思えば、神田財務官が日銀会合後に「スタンバイ」と発言しており、準備は万端だったのでしょう。もっとも、「スタンバイ」と「実弾発射」の間には高いハードルがあると見ていたわけですから、意外にあっさり発射ボタンを押してきたことに驚きました。もうひとつ驚いたのは、米国側が日本のドル売り・円買い介入に一定の理解を示した点です。この根回しも含めて、とりあえず初戦は当局の勝利といったところでしょうか。ただし、これで当局と市場の間に遺恨が残ったのも事実。「介入で為替のトレンドは変えられない」というのが市場の信条なので、どこかのタイミングで再び戦闘が起きる可能性が高いと思われます。なお、アメリカ財務相による「為替操作国」認定条件の一つはGDP比2%の介入実施です。日本のGDPが約550兆円なので2%は11兆円。当局が昨日の円買い介入にいくらつぎ込んだかは今月末に財務相が発表する「外国為替平衡操作の実施状況」で明らかになります。

注目の経済指標

<国内>秋分の日の祝日で休場
特になし

<海外>
13:50 カザークス・ラトビア中銀総裁講演
14:00 8月シンガポール消費者物価指数
16:15 9月仏製造業PMI・速報値
16:15 9月仏サービス業PMI・速報値
16:30☆9月独製造業PMI・速報値
16:30☆9月独サービス業PMI・速報値
17:00☆9月ユーロ圏製造業PMI・速報値
17:00☆9月ユーロ圏サービス業PMI・速報値
17:30☆9月英製造業PMI・速報値
17:30☆9月英サービス業PMI・速報値
21:30 7月カナダ小売売上高
22:45 9月米製造業PMI・速報値
22:45 9月米サービス業PMI・速報値
24:30 ナーゲル独連銀総裁/ジョーダン・スイス中銀総裁講演
27:00☆パウエルFRB議長あいさつ
25日  イタリア総選挙

※時間は日本時間での表示になります。

※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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