ギリアドが上昇 ジェネリック業者との間で合意締結=米国株個別
医薬品のギリアド・サイエンシズ<GILD>が上昇。ジェネリックのルパン社、アポテックス社、ヘテロ・ラボ社、シプラ社との間で、デスコビー、ベムリディ、オデフジーに関連する訴訟と特許に関する争いを解決するための合意を締結したと発表した。
提出書類によると、デスコビーとベムリディについては2031年10月31日から、オデフジーについては2032年1月31日から、または特定の状況下ではそれ以前に、同社のテノホビル・アラフェナミド(TAF)に関する特許の米国における非排他的ライセンスをジェネリックメーカーに付与するとしている。
アナリストからは、今回の2032年までの特許保護により、ディスカウント・キャッシュフロー(DCF・割引現在価値)ベースの1株利益のフェアバリューが累計で6ドル加算されるとの試算が出ている。TAFのジェネリックが1年遅れるごとに、約0.70ドルが加算されると推定している。
(NY時間10:35)
ギリアド<GILD> 67.90(+2.62 +4.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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