続伸、中国の貿易統計を受けて買い戻しが優勢に=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=90.76(+1.75 +1.97%)
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.75~1.85ドル高、その他の限月は1.11~2.10ドル高。
週末に発表された7月の中国の貿易統計が堅調な内容だったことから、原油輸入の回復が期待された。ただ、中国政府はゼロコロナ政策を維持しており、7月の原油輸入量は前年比9.5%減の日量879万バレルと、依然として低調だった。イラン核合意の再建協議が大詰めにあることも上値を抑えた。米国と欧州の当局者は核合意再建のための草案は完成し、交渉は終了したとして、イランに合意するかどうか迫っている。
時間外取引で9月限は堅調に推移する場面はあったものの、通常取引開始を控えて売りが強まると、一時87.22ドルまで下落。ただ、その後は買いが再び優勢となり、90.89ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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