ジョンソン&ジョンソンが決算受け小幅高 医薬品が好調もガイダンスは下方修正=米国株個別
ジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ>が取引開始前に4-6月期(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。医薬品の販売が好調だった。ただ、ドル高が圧迫すると見込み、ガイダンスでは1株利益と売上高とも見通しを下方修正した。
アナリストからは「マクロの逆風に対処しながら、フランチャイズの幅広さを強調し、素晴らしい業績でスタートを切った。医薬品と消費者向けは予想を上回ったが、医療機器はそれほど持ちこたえられなかった。
また、同社の決算は通常、同業他社の中では最初に報告されることから、健全性の前兆または炭鉱のカナリアになるという。
株価は小幅高で始まっている。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.59ドル(予想:2.55ドル)
・売上高:240.2億ドル(予想:239.6億ドル)
医療機器:69.0億ドル(予想:70.6億ドル)
医薬品:133.2億ドル(予想:130.6億ドル)
イムブルビカ:9.70億ドル(予想:11.0億ドル)
レミケード:6.47億ドル(予想:6.90億ドル)
ステラーラ:26.0億ドル(予想:24.9億ドル)
ザイティガ:5.05億ドル(予想:5.19億ドル)
イグザレルト:6.09億ドル(予想:5.77億ドル)
シンポニー:5.66億ドル(予想:5.73億ドル)
インボカーナ:1.20億ドル(予想:1.36億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):10.00~10.10ドル(従来:10.15~10.35ドル)(予想:10.25ドル)
・売上高:933~943億ドル(従来:948~958億ドル)(予想:965億ドル)
(NY時間09:45)
ジョンソン&ジョンソン(J&J)<JNJ> 174.86(+0.63 +0.36%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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