反発、供給ひっ迫懸念が根強い=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=108.43(+2.67 +2.52%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.29~2.67ドル高、その他の限月は0.31ドル安~2.04ドル高。
景気悪化による需要下振れが警戒されている一方、供給ひっ迫懸念が根強いことが相場を支えた。脱炭素社会の実現に向けて化石燃料の供給能力が先細りとなっていく見通しであるほか、2つの政府が存在するリビアの生産・輸出が不安定であることや、ノルウェーでストライキが始まる予定であることが買い戻しを誘った。
時間外取引で8月限は104.56ドルまで下落し、前日安値を一時下回った。ただ、売りは続かず、プラス圏へ浮上した。通常取引開始後は戻りが重くなる場面があったものの、買い戻しが優勢で109.34ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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