続伸、供給ひっ迫懸念根強く戻りが続く=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=111.76(+2.19 +2.00%)
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.19~2.51ドル高、その他の限月は1.49~2.75ドル高。
主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、一定の価格を越えるロシア産の石油の輸送を禁止する制裁を模索することで合意したことや、供給ひっ迫懸念が相場を支えた。石油輸出国機構(OPEC)のなかでサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)には生産余力があるとみられていたものの、フランスのマクロン大統領がバイデン米大統領に対して、両国の生産余力は限定的であると語ったほか、エクアドルやリビアなど小規模の産油国で混乱が続いていることも支援要因。
時間外取引から8月限は堅調。通常取引開始後は109.62ドルまで上げ幅を縮小した後、112.22ドルまで上値を伸ばした。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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