続落、景気悪化懸念が引き続き相場を圧迫=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=104.27(-1.92 -1.81%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が2.41~1.92ドル安、その他の限月は3.39~1.49ドル安。
主要国の景気悪化懸念が高まっていることが引き続き相場を圧迫した。インフレ率の高止まりや利上げによって石油製品の需要減退が続くと警戒されている。世界最大の石油消費国である米国の6月の購買担当者景気指数(PMI)は製造業が52.4、サービス業が51.6まで低下した。総合PMIは51.2まで下げており、減速が鮮明。PMIは国内総生産(GDP)に先行する傾向がある。米エネルギー情報局(EIA)の週報は技術的な問題で来週に発表が見送りとなったが、日時は不明。
時間外取引で8月限は下落。一時102.32ドルまで下げたが、通常取引開始を控えて買い戻しが優勢になると下げ幅を消した。通常取引序盤には107.05ドルまで強含み。ただ、プラス圏での推移は一時的でその後は再び下げに転じた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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