アナリストがアップルの目標株価引き下げ 個人消費の減速リスクを指摘=米国株個別
米大手金融のアナリストが、個人消費の減速の可能性に関連したリスクから、アップル<AAPL>やその他の消費者向けハードウェア銘柄の目標株価を引き下げた。アップルは従来の195ドルから185ドルに引き下げられている。
「低および中価格帯の個人消費のデータが数カ月に渡って悪化している一方で、高価格帯の個人消費のデータはいまのところ持ちこたえている。しかし、高価格帯の商品からも消費者による引き揚げのリスクが高まっている」と指摘。
パンデミックの恩恵を受けた企業、裁量性の高い製品を持つ企業、最終市場別に分散されていない企業、顧客ロイヤルティが低い企業が、短期的に最もリスクが大きいという。
それでもアップルの目標株価は前日終値から39%の上昇を示唆しており、アップル株への影響はいまのところ限定的。なお、投資判断は「買い」を維持している。
(NY時間10:20)
アップル<AAPL> 134.17(+1.41 +1.06%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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