アップルが世界開発者会議を開催 後払い決済などの新サービス発表=米国株個別
アップル<AAPL>がきょうから世界開発者会議(WWDC)を開催しており、アイフォーンの最新ソフトウェアiOS16での新たなロック画面の搭載や、後払い決済機能の「アップル・ペイ・レイター」など新しい機能とサービスを次々と発表した。特に「アップル・ペイ・レイター」はウォレット・アプリへの追加機能として期待が高まっており、このサービスが同社のインフラストラクチャの内製化を含む金融界への進出の一環と見られている。
ユーザが機能をパーソナライズし、ウィジェット(単純なタスクを処理するソフトウェアのビット)を表示できるようにするライブ・アクティビティと呼ばれる機能は、大リーグの試合やウーバーの利用などイベントやアクティビティを追跡することが容易になる。
また、すでに送信したメッセージを編集したり、送信を取り消したりできるようにするアップデートも発表されたほか、「カー・プレイ」はスピードメーターなどの車の計器類とより密接に統合するための機能も発表した。
世界開発者会議は10日まで行われる予定で、会議には現在3400万人の開発者が参加。
ただ、株価の反応はいまのところ軽微で146ドル台での推移となっている。
(NY時間14:07)
アップル<AAPL> 146.74(+1.36 +0.94%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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