コールズは1%の上昇に留まる 交渉妥結への不透明感も指摘される=米国株個別
NY時間の午後に入って、百貨店のコールズ<KSS>は1%の上昇に留まっている。同社は投資会社のシカモアと小売り持ち株会社のフランチャイズの両方から買収提案を受けたと伝わった。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として伝えた。シカモアの買収提示額は1株50ドル台半ば、フランチャイズは60ドル前後だという。
ただ、コールズの株価はさほど伸びていない。2つの入札条件にコールズ側が難色を示しており、交渉妥結への不透明感が指摘されている。株式市場の低迷、サプライチェーン問題、金利上昇、ウクライナ危機も重なり、今年に入ってから小売業界のM&AとIPOは停滞している。不透明な環境下で買い手側も資金を確保するのが難しく、条件を引き上げるのは難しい情勢だという。
(NY時間14:25)
コールズ<KSS> 41.60(+0.42 +1.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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