米国株は軟調地合い目立つ=米国株後半
NY時間の終盤に入ってダウ平均はマイナス圏での推移。 前日比は、ダウ工業株30種平均が472.33ドル安の3万0780.80ドル、ナスダック総合指数が291.90安の1万1096.60、S&P500が73.88安の3826.91。
水曜日に大きく下げた後、昨日も続落となった米ダウ平均は、次回外での買い戻しもあって、朝方は堅調な動き。週末を前にしたポジション調整などもあり、前日比260ドル超の上昇で31515ドルを付ける動きを見せた。
しかしその後は一転して売りが優勢に。朝から売りが出ていたボーイング<BA>やキャタピラー<CAT>が売りを主導するだけでなく、幅広い銘柄で売りが出る流れと
なっている。
物価高を受けた米景気の鈍化懸念が広がる中、景気に敏感なIT/ハイテクを中心に金融、小売りなど幅広い銘柄に売りが出ていた。下げ幅は前日終値比で500ドルを超え、高値からは750ドルを超える下げに。
こちらも朝はプラス圏推移となったナスダックは2.5%を超える下げとなるなど、こちらも売りが優勢に。
GAFA関連では中国の景気鈍化懸念と創業者のツイッター買収に関わるごたごたへの嫌気などが売りを誘ったテスラが10%近い下げに。半導体大手エヌビディアも7%を超える下げと売りが強い展開。アルファベット(グーグル)なども大きく下げている。一方ツイッターがしっかり。
その他個別銘柄では、ディスカウント小売りのシティ・トレンズ<CTRN>が、クレイグハラムキャピタルの売買判断引き下げにより16%を超える下げに。四半期売り上げが予想を下回った農機具メーカーディア<DE>も15%超の下げに。
アルファベット(C) 2131.14(-83.77 -3.78%)
フェイスブック 190.04(-1.26 -0.66%)
ネットフリックス 181.50(-1.98 -1.08%)
テスラ 641.95(-67.48 -9.51%)
アマゾン 2107.92(-38.46 -1.79%)
エヌビディア 158.93(-12.31 -7.19%)
ツイッター 37.81(+0.52 +1.41%)
シティ・トレンズ 24.56(-4.74 -16.18%)
ディア 310.02(-54.60 -14.97%)
ハネウェルインターナショナル 186.36(-6.30 -3.27%)
ボーイング 117.85(-9.30 -7.31%)
キャタピラー 194.38(-12.38 -5.99%)
ホームデポ 282.39(-5.37 -1.87%)
JPモルガン 115.16(-3.15 -2.66%)
アップル 133.92(-3.43 -2.50%)
マイクロソフト 248.12(-5.02 -1.98%)
インテル 40.56(-1.45 -3.45%)
ファイザー 51.71(+1.06 +2.09%)
メルク 92.82(+0.73 +0.79%)
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執筆者 : MINKABU PRESS
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