ウォルマートが決算受け下落 インフレで1株利益の見通し下方修正=米国株個別
ウォルマート<WMT>が下落しておりダウ平均を圧迫。取引開始前に2-4月期決算(第1四半期)を発表し、米既存店売上高、売上高とも予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。ガイダンスも公表しており、通期の米既存店売上高の見通しは上方修正したものの、1株利益の見通しを下方修正したことが嫌気されている。
仕入れや人件費、輸送費などのインフレ圧力が利益を圧迫していることが示された格好。同社のマクミロンCEOは「米国のインフレがほぼ40年ぶりの高水準となる中、今回の決算は予想外であり、異常な環境を反映した」と述べた。
(2-4月・第1四半期)
・米既存店売上高:4.0%(予想:2.3%)
ウォルマート:3.0%(予想:2.0%)
サムズクラブ:10.2%(予想:5.0%)
・1株利益:1.30ドル(予想:1.48ドル)
・売上高:1415.7億ドル(予想:1390.9億ドル)
(5-7月・第2四半期)
・1株利益:横ばいから微増(従来:1桁台前半から中盤の増加)
(通期見通し)
・米既存店売上高:3.5%(従来:3%を若干上回る)
・売上高:約3%増
・1株利益:約1%減(従来:1桁台半ば)
(NY時間09:39)
ウォルマート<WMT> 135.16(-13.05 -8.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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