続伸、EUの禁輸合意を警戒=NY原油概況
NY原油先物6 月限(WTI)(終値)
1バレル=108.26(+0.45 +0.42%)
 ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.45~0.52ドル高。その他の限月は0.26~0.44ドル高。
 
 欧州連合(EU)がロシアからの原油や石油製品の輸入を停止しようと計画していることについて、反対しているEU加盟国はあるものの、最終的にはすべての加盟国が合意し、禁輸に至るとみられていることが相場を押し上げた。高値が続いていることで米国の石油需要は弱含んでおり、コロナ対策で中国の需要も下振れしているが、供給不足が続くとみられている。石油輸出国機構(OPEC)プラスは6月の増産目標を日量43万2000バレル引き上げることで合意し、これまでの小幅な増産路線を維持した。
 時間外取引で6月限は前日終値付近で動意が乏しかったが、通常取引開始が近づくと強含み。通常取引序盤には111.37ドルまで上げた。その後、売りが強まると一時106.45ドルまで下落したものの、マイナス圏での推移は一時的でプラス圏へ切り返して引けた。
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            執筆者 : MINKABU PRESS
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