ツイッターが軟調 冴えない決算もそれ自体への反応は限定的か=米国株個別
ツイッター<TWTR>が軟調。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想を若干下回った一方、1株利益が予想を大きく上回った。なお、同社はこれまで提供したすべての目標および見通しを撤回した。
ただ、冴えない内容ではあったが、決算自体への株価の反応は限定的とも思われる。テスラ<TSLA>のマスクCEOが同社を非公開化する前の最後の決算になる。
広告収入の減速を反映し、予想を下回る売上高を報告した。16%増の売上高は過去6四半期で最悪の成長ペースで、サプライチェーン問題やインフレ、ウクライナ危機で広告が減少した。
同社はまた、3年間の1日当たりユーザー数を誤って計算していたことを明らかにしている。2021年第4四半期に報告した1日のユーザー数は2億1660万人だったが、190万人分多かったとしている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.90ドル(予想:0.03ドル)
・売上高:12.0億ドル(予想:12.3億ドル)
広告:11.1億ドル(予想:11.2億ドル)
・1日アクティブユーザー(DAU):2.29億人(予想:2.26億人)
・収益可能平均DAU:2.29億人(予想:2.26億人)
・EBITDA(調整後):11.8億ドル(予想:1.93億ドル)
(NY時間10:33)
ツイッター<TWTR> 47.98(-0.66 -1.36%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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