マイクロソフトが決算受け上昇 「アジュール」と「オフィス」のクラウド事業が堅調維持=米国株個別
マイクロソフト<MSFT>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウドサービスの需要が堅調に伸びた。アジュールが第2四半期と同様に46%の伸びを記録。
同社のナデラCEOは、2つの主要クラウド事業である「アジュール」と「オフィス」が着実な成長の原動力に発展し、サプライチェーン問題の影響を受けにくくしていると述べていた。
また、同社のフッドCFOは、「Xbox」のハードウエア売上高が14%増加し、自身の予想を上回る伸びだったと説明。アジュールの伸びも、自身の想定を上回ったと述べた。将来の売上高の指標とされるコマーシャル・ブッキングも好調で、「オフィス365」や「マイクロソフト365」、アジュールの複数年契約が後押しした。
同CFOはまた、第4四半期のアジュールの伸びが前期比で2%鈍化する見通しを示したが、それでもアナリスト予想を上回る伸びとなっている。
株価は決算発表直後こそ時間外で売買が交錯したが、次第に買いが膨らんでいる。
(1-3月・第3四半期)
・1株利益:2.22ドル(予想:2.19ドル)
・売上高:493.6億ドル(予想:490.4億ドル)
プロダクティビティー&ビジネスプロセス:157.9億ドル(予想:157.8億ドル)
インテリジェント・クラウド:190.5億ドル(予想:189.0億ドル)
モア・パーソナル:145.2億ドル(予想:143.3億ドル)
・営業利益:203.6億ドル(予想:200.4億ドル)
・設備投資:53.4億ドル(予想:57.3億ドル)
(NY時間09:41)
マイクロソフト<MSFT> 284.97(+14.75 +5.46%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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